【エルデンリング考察】ゴッドウィンとその恐ろしい真実 【ネタバレ翻訳記事】
エルデンリングをお楽しみの皆様はいがかお過ごしでしょうか。発売から当初の熱狂からほとぼりが冷め、色々な初期考察が飛び交った中、大分落ち着いた印象を受けます。
今回の本題はゴッドウィンとその実態について、海外の著名な解析者である Zullie the Witch (和訳:魔女ジャーリー)さんが動画を上げていたのでその内容を日本語でも共有したいと思ったので書き始めました。考察とは名を借りていますが、解析班であるゆえにメタ的な読みも含まれる内容を含めるので純粋な考察を想定されている方はご注意ください。
ゴッドウィンとは
最初に、ゴッドウィンが誰かおさらいしましょう。「黄金のゴッドウィン」あるいは「死王子」と呼ばれる彼は、マリカの子孫であるデミゴッドで最初の死者として「陰謀の夜」に殺され、褪せ人が狭間の地に訪れる事の端緒でもあります。
・・・落ちた葉が伝えている
偉大なる、エルデンリングは砕けた
霧の彼方、我らの故郷、狭間の地で
永遠の女王マリカは隠れ
黒き刃の陰謀の夜、黄金のゴッドウィンが最初に死んだ
マリカの子たるデミゴッドたちは、エルデンリングの破片を得
その力に歪み、狂い、破砕戦争を起こし・・・
王なき戦いの末に
大いなる意志に、見放された(オープニング『エルデンリング』)
その顔の主は、死王子であるという
彼は、かつてゴッドウィンと呼ばれ
デミゴッド最初の死者として、王都の地下深く
黄金樹の根本に埋葬されたという(死王子の瘡『エルデンリング』)
生臭く膿んだ人面の業瘡
抗死耐性を大きく高めるその顔の主は、死王子であるという
デミゴッド最初の死者たる黄金の貴公子の
死にきれず、穢れきった死に顔であるという(死王子の業瘡『エルデンリング』)
かつて、黒き刃の陰謀の夜に
黄金のゴッドウィンを殺した刺客たちの短刀その奇妙に捻れた刃には、儀式により
盗まれた死のルーンの力が宿っている(黒き刃『エルデンリング』)
2体のゴッドウィンの謎
しかし、エルデンリング作中にはこの上記の「黄金樹の根本」以外にも彼の姿を確認できます。「ストームヴィル城地下」と「深き根の底」に居ます。
そもそも、なぜ彼が2回も作中に登場するのでしょう?2体の死体は納期の関係で間違って配置されたのか、あるいは開発途中に用途が変わってその名残としてそのまま登場したかの印象を受けます。
ここで、世界観に沿った仮説を一つ立てます。
死の根とゴッドウィンの関係性
彼は深き根の底で動かぬ躯と座していますが、ゴッドウィンの影響は世界各地に蔓延していることが推し量れます。
死に生きる者たちを、生み出す源
東の果てにある獣の神殿では
獣の司祭が、これを集め喰らっている陰謀の夜、盗まれた死のルーンは
デミゴッド最初の死となった後
地下の大樹根を通じて、狭間の各地に現れ
死の根として芽吹いたのだ(死の根『エルデンリング』)
ここから、ゴッドウィンは「死の根」の生み出し、その「死の根」が「死に生きるもの達」を生み出していることがわかります。
この死の根が、世界に芽吹くゴッドウィンの一部ではないでしょうか。
その根拠として深き根の底にあるゴッドウィンの身体の周りにある根には目のようなものが芽吹いてます。
そしてこの現象も、深き根の底だけに留まったものではありません。
もっとも不思議なのが天高く存在する「崩れゆくファルム・アズラ」にも影響がみられます。しかし、これもファルム・アズラの獣人(骨)が存在することで、仮説としては一応スジは通ってます。
不思議なのは、狭間の地から隔絶されたはずのファルム・アズラにまで影響を及ぼしているところを見ると、彼の死の根の影響力は物理的に繋がりがなくても可能なことが測れます。
ゴッドウィンと恐ろしい真実
話を狭間の地に戻すと、物質以外にも影響を及ぼしている痕跡が見つかります
そしてこの位置をマップで確認すると、深き根の底のゴッドウィンの身体がある場所の真上に位置しているので、何かしらカニが食べているものがゴッドウィンの一部を芽吹いてるようです。
また、ダークソウルオマージュと思われるバジリスクにもこの傾向が見られます
比べて見ると、目のような模様が死王子仕様に変わっていることがわかります。本来のバジリスクの目は下の方に設置されていて、そちらは特に変わりありませんが、上の偽物の目のパターンが変わっていますね。
ここまでの情報から推察するに、ストームヴィル城のゴッドウィンの顔は死の根から芽吹いた彼の一部ではないでしょうか?
そして、それはもう一つの恐ろしい真実に気づきを与えます。
ここまで自分の一部を繋がりのない世界にも蔓延することができるのなら、彼は止まることなくこのまま際限なく増殖していくのでしょうか?その行き着く末は?
最後に
通読おつかれまでした。Zullieさんの動画は2~3分ぐらいで解析を含めた面白い内容を頻繁に投稿しているので、ぜひご覧ください。この記事を通して彼女の動画の魅力が伝われば幸いです